君とずっと一緒にいたいと思ったのは「赤信号」だったんだ
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君とずっと一緒にいたいと思ったのは「赤信号」だったんだ

君と出会ってそろそろ3年になるかな。

気がつけば結婚をして、ありがたいことに子供にも恵まれたよね。ひとまず、いつもありがとう。

昨日君と歩いていると気づいたことがあるんだよ。

僕が君とずっと一緒にいたいと思ったのは、きっと「赤信号」なんだ。


それはどこにでもある信号

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週に一度の休みの日。天気はあいにくの曇りだったよね。

三寒四温とはよく言ったもので、昨日まで暖かかったのに今日はびっくりするくらい寒くて。春先だってのに吐く息は白く、まるで雪が降ってくるんじゃないかと思うくらいだった。

その寒さも夕方には少し和らいできて、出てきた晴れ間から夕陽が覗くのが心地よかった。

駅に向かって歩く僕らは「寒いね」とか「でも夕陽があったかいね」って言いながら、歩き慣れた道をいつものように進む。

そしていつものように、ある信号に差し掛かった。

それはどこにでもあるような信号。特別な場所でもなんでもない、ただそこにあるだけの普通の信号だ。

立ち止まって信号待ちをする僕ら

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信号はちょうど赤に変わるところ。

もともと僕の性格上、焦って走ってまでは点滅中に渡らない主義。子供を抱っこしているのもあって、なおさら普段から無理に信号は渡らなくなっていた。

それを見てかどうかはわからないけど、自然と君も足を止めた。

僕たちは信号の前で足を止めて、変わるのを待ったんだ。

その信号の横断歩道はほんの2,3メートル。信号をつけるほどでもなさそうなその距離の横断歩道のせいか、赤信号でも気にせず渡っていく人が多い。

それでも「まあいいか」と、うなづけるくらいの小さな小さな信号。

一人、また一人と足早にその赤信号を渡っていく。立ち止まって青に変わるのを待っている僕らがまるで間違っているようにさえ見えるほどに。

自然と同じ感覚でいられること

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待っている間に僕は気づいたんだよ。

君とずっと一緒にいたいと思うのは「こういうこと」だったんだなぁって。

待つほどでもない小さな小さな「赤信号」。立ち止まって二人でその待ち時間を一緒に過ごして、他の人たちが赤信号をどんどん渡っていく中で、どちらも同じ感覚でいられたこと。

こういうところの感覚が同じでいられるから、きっと僕は君と一緒にいて心地いいんだな。

食べ物の好みも、趣味も全く違う僕らだけどね。

なんていうんだろう、こういう感覚。お互いの中でのルールというか、ポリシーっていうのかな。そういう部分が同じ感覚なのが僕は嬉しくて。

待ってる間はなぜかお互いに一言も喋らなかったけど、僕はそんなことを考えてちょっと笑ってたよ。

そのあと君に話したら「だって赤信号なんだから」って鼻で笑ってたけどね。

赤信号ですら楽しみになる暮らしに

こういうほんのちょっとしたこと。

歩く歩幅が近いというか、一緒にいることがとてもナチュラルで落ち着ける。こういうことが何よりも大事なのかもしれない。

将来もし子供に聞かれたら今日のことを話そうかな。なんてね。

とはいえまだ先は長いから。

明日には大ゲンカしてるかもしれないしね。

でもそんな「赤信号」も楽しんで暮らしていけたらいいなと、昨日の出来事で僕は思ったよ。

そしてまた「赤信号」で君と止まるたび、僕はこれを思い出してきっとこっそり笑うんだ。

 

今からまた一緒に待つ次の「赤信号」が楽しみだよ。

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