【Logic Pro X】曲(プロジェクト)を効率良くアレンジするグローバルトラックの概要とそれぞれの機能・使い方

【Logic Pro X】曲(プロジェクト)を効率良くアレンジするグローバルトラックの概要とそれぞれの機能・使い方

ども、シゲです。

音楽を作っていく過程で色々なアイディアが生まれて、ついついと寄り道をしてしまいますよね。え?ないですか?僕めっちゃありますけど。

  • 「ここのフレーズあそこと入れ替えて使ったらどうかな?」
  • 「思い切ってここは無くしてしまってもいいんじゃないか?」
  • 「曲の途中からテンポを速くしたら面白そう!」

途中で寄り道ばかりしてしまって、結局どこに着地点なのかわからなくなるのはDTMあるあるかと思われます。そうだと言ってください。(僕はそれで曲作りが進まないのですああああ)

Logic Pro Xにはグローバルトラックというエリアがあり、そこには幾つかの曲をアレンジする機能を持っています。曲作りの最中に生まれたアイディアを効率良く試すことができて、プロジェクト全体を把握するのに役立ちます。

今回はそんな便利なグローバルトラックについてのメモ。

それではまいりましょー!

っていうかグローバルトラックって何?

いきなり「グローバルトラック」って言ってもよくわかりませんよね。

▼Logic Pro Xを新規で立ち上げるとこういう画面が出てきます。そこのトラック領域にあるこのマークをクリックするとグローバルトラックが表示されます。

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表示されるのはアレンジメント・マーカー・キー/拍子・テンポの4種類です。デフォルトの状態ではグローバルトラックの機能は全て使える状態ではありません。(これは詳細ツールに関しても同じですが、なぜでしょう?)

参考リンク 【Logic Pro X】使うかどうかは別として便利な機能「詳細ツール」は最初にオンにしておこう! | カラフル!

※グローバルトラックを完全に使うには、事前に「詳細ツール」を有効にしておく必要があります。

▼全ての機能を使えるようにするにはグローバルトラックを表示した状態で右クリック、【グローバルトラックを設定】を開きます

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【グローバルトラック設定】【すべて有効】にすることですべての機能を表示させることができます。必要なものだけ表示させておくと無駄にスペースが取られないので、お好みでどうぞ。

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グローバルトラックの管理とそれぞれの項目の機能・使い方

グローバルトラックの機能が表示されるようになったら、それぞれの使い方を一つずつチェックしていきましょう。すべて使ってるわけではないですけど、いつか使う日が来るようにメモしておきます。

ちょっと長くなりますけど保存版です!

アレンジメントトラック

最初は「アレンジメント」機能からいきましょう。この機能はプロジェクトの楽曲構成をセクション分けして、そのセクションごとにコントロールすることができます。

セクションごとの差し替えや、楽曲構成の把握などのプロジェクトの管理に一役買ってくれる便利な機能なので使うことも多いかと思います。特にEDMなどのループ系の音楽は差し替えて曲の展開を聴き比べるのに重宝すると思います。

▼アレンジメントの横にある【+】を押すごとにイントロ・ヴァース・コーラス・ブリッジ・アウトロの順にセクションが作られます。アウトロの後には新規のアウトロがどんどん追加されていくので、楽曲の構成によって名前を変更してください。

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▼それぞれのセクションは長さを変えたり(ドラッグして調整)、名前を変えたりできるので複雑な構成でも大丈夫です。作っている曲に合わせて変えていきましょう。

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【option】+【C】を押すとカラーチャートが出るので、希望の色に色分けしておくと視覚的に分かりやすくていいかもです。

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▼アレンジメントの使い方としてはセクションをドラッグして位置を差し替えます。それに合わせてリージョンが入れ替わって、楽曲の構成が変化しているのがわかると思います。(テキトーにやってるのでぐちゃぐちゃになりました)

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全体の把握もしやすくなりますし、リミックスなどを作るときにも便利な機能ですね。

マーカートラック

続いて「マーカー」ですね。これはアレンジメントと比較的似ているんですけど、ちょっと使い方が違います。

▼アレンジメントマーカーと似ているのでどんな違いがあるのが考えてみました。けどわからんかった。

参考リンク 【Logic Pro X】グローバルトラックの「アレンジメントトラック」と「マーカートラック」について考察 | カラフル!

このマーカーの役割としては”付箋みたいなもの”ですかね?全体の構成を表示してくれて、パッと見たときにプロジェクト全体を眺めることができます。共同制作の時などに「◯◯のところをこうして…」など伝えたいことが分かりやすくなります。

▼マーカーのいいところはグローバルトラックを閉じても、付箋のようにトラック上部に表示され続けるところです。

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▼使い方としてはアレンジメントとほとんど一緒ですね。違う点はアレンジメントは【+】を押すたびに追加されますが、マーカーは再生ヘッドの位置で追加されます

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▼選択したリージョンからマーカーを作ることもできます。名称はそのリージョンの名前が反映されます。

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▼アレンジメントからマーカーを作ることもできます。名称はアレンジメントのものがそのまま反映されます。

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▼名前を変えることでマーカーはセットとして保存できるようになっていて、そのセットを呼び出したい時はプルダウンメニューからいつでも呼び出すことができます。(なんか変換うまくいかなかった)

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使い方は様々ですが、共同制作の時などに「ここのギターを編集」とか「ここのドラムを入れ替える」などのメモ代わりに使ってもいいと思います。他にはセットとして作っておいて、プロジェクトの内容によってプリセットとして構成を素早く呼び出すのにも使えますね!

ムービートラック

Logic Pro Xって音楽制作ソフトじゃなかったっけ?そう思ってしまうくらいに「ムービー」というトラックがあるのがびっくりしました。

音楽制作だけやっているならここは無視してもいいと思うんですけど、ミュージックビデオボーカルのみ後録りなんてことをするときにはLogic Pro X使うのがいいみたいです。(僕はやらないのでここは無視)

▼こちらを参考にしてみるといいと思います。

ビデオポッドキャスティングの番組を制作する際など、ニュース番組、ドキュメンタリー作品のナレーションやアニメーション作品などのアフレコ作業は、ビデオ編集ソフトで行うのはなかなか面倒です。
なぜなら一般的なビデオ編集ソフトは、ハードディスクに取り込んだファイルを編集するのに特化しているからです。対してアフレコという作業は、リアルタイム・レコーディング的な要素が大きいものです。

再生している映像を見ながら、それに合わせてアフレコ収録をするには、意外や意外、音楽制作ソフトであるLogic Proを利用すると便利です。
Logic Proでは、QuickTimeムービーを再生しながら、その映像のタイミングに合わせて声や楽器を録音することが可能です。つまり、ビデオ映像というカラオケに対して、自分の歌を吹き込むようなものですね。

引用元:Logic Proで動画を見ながらアフレコする方法

むしろやったことある人は是非ご一報を。僕は興味ないのでここは飛ばしていきますね。

キー / 拍子トラック

このキー / 拍子トラックは名前の通りですが、プロジェクトのキーと拍子をコントロールすることができます。

曲の途中でキーやリズムを変えたい時などはここを操作して、プロジェクトにアクセントと緩急をつけることも可能です。基本的には4/4拍子でキーは「C」が一般的です。

▼使い方はトラックの中でダブルクリックをして、任意の設定に変更すればいいだけです。拍子を変更すると上部の小節や拍の刻みも変更されているのがわかると思います。変則的な曲を作るならここで調整しましょう。

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▼もちろん曲の途中からでも拍子を変えることもできます。トラック上で拍子を変えたい場所で右クリック【拍子を作成】を選択すると新しい拍子トラックが作成されます。それを任意の位置に自由に動かすことができます

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▼キーを変更しても元々トラック上にあるデータ(オーディオやMIDI)には変化はありませんが、apple loopsに設定されているキーが変わってきます。変更する前と後でapple loopsのプレビューを聴き比べてみてください。

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自分の作った音源のみで曲を作るならキーはほとんど気にしなくてもいいと思います。

最終的に楽譜(スコア)として残したいならキー / 拍子はデータとして反映してくるので、きちんと設定しておく必要があります。

トランスポーズトラック

トランズポーズ」ってどういう意味なんでしょう?よく意味がわからなかったので調べてみました。

トランスポーズは、MIDI リージョンのほか、オーディオ、ソフトウェア音源両方の Apple Loops に影響します(ドラムループ、およびキー定義を持たないその他の Apple Loops を除く)。オーディオ Apple Loops 以外のオーディオリージョンはトランスポーズされません

「トランスポーズ」トラックのゼロ位置は、「キー/拍子」トラックの現在のキーによって決まります。プロジェクトの途中でキーを変更すると、「トランスポーズ」トラックのゼロ位置もそれに合わせて変更されます。

トランスポーズは非破壊的に動作します。トランスポーズの値をゼロ(0)にリセットすると、トランスポーズされている MIDI ノートは元の値に戻ります。たとえば、MIDI リージョンの C3 ノートイベントに、+ 2 の値を持つトランスポーズポイントを追加すると、このノートイベントは D3 に変わります。このトランスポーズポイントを別の値に変更すると、それに対応する量だけノートがトランスポーズされます。トランスポーズポイントをトランスポーズ値= 0 に変更すると、ノートは C3 に戻ります。同様に、リージョンを、異なるトランスポーズ値を持つプロジェクトの別の部分にコピーすると、対応する量だけリージョンのノートが変化します。

引用元:Logic Pro X: トランスポーズの概要

ちょっと難しいですがこれもapple loopsを使った時のみ使いどころがあるようです。基本的に使わなくても良さそうな機能ですね。

使うとしたら曲の展開的にキーを上げたいシチュエーションで、apple loopsの音程を全体的に上げたい時に使うくらいでしょうか?ただMIDIリージョンにも影響が出てしまうので、ドラムの打ち込みをしているとしたら音がずれてしまって大変なことになってしまいます。

▼実際にトランポーズをかけるとMIDIリージョンにも影響が出ています。下のドラムキットのMIDIリージョンが変化しているのがわかると思います。

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▼もしトランスポーズ機能を使う場合は、影響が出ては困るトラックのインスペクタエリアにある【トランスポーズなし】にチェックを入れておきましょう。

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テンポトラック

曲を作っている途中で「もうちょっとBPM早い方がカッコイイかも?」とか「もう少し遅い方がルーズな感じでいい」なんて思う時に、このテンポを調節してみると曲のクオリティが良くなるかもしれません。

途中からテンポアップすることもできるので、後半のサビだけBPMを早めにしてみるといった使い方も可能です。(オーディオリージョンテンポに合わせて早くならないので注意が必要です!)

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厳密に言うとオーディオリージョンもテンポに合わせて変更することもできるんですが、それはまた別記事にて詳しく紹介していこうと思います。今回は割愛しますんで、少々お待ちくだされ。

▼テンポトラックもマーカーなどと同じようにセットを保存できます。分解能クオンタイズもかけられるので、曲の精度によって変えてみるとよりナチュラルに聞こえるようになります(ややこしいのでデフォルトでいいと僕は思います)。

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あくまでプロジェクトのアレンジのきっかけとして、テンポチェンジを使ってみると面白いと思いますよ。

ビートマッピングトラック

最後の「ビートマッピング」ですね。これもいまいちよくわからなかったので調べてみました。

DAWやシーケンサーを使って曲作りをしていると、どうしてもジャストなリズムに縛られた演奏になりがちだ。もちろん一定のテンポをキープした演奏というのはアンサンブルの基本だし、ひとりで練習するときにメトロノームを使ってリズム感を養うのは有益だけれど、やはりレコーディングやMIDIの打ち込みにも正確無比なパルスに縛られない人間的な揺らぎを取り入れたいことがあるし、ところどころにルバートなどを加えればとても表情豊かな演奏になる。さらにはクラシックや純邦楽など、もとよりそうしたジャストなリズムだけでは括れないジャンルの音楽もたくさんある。

Logic Proには「ビートマッピング」という機能があって、これを使えば簡単に「テンポが常に一定ではない演奏」に自動的にテンポイベントを追加して、小節や拍の頭を画面上のそれらに揃えることができる。
こうしておけばLogic Proのメトロノームが元の演奏に合うようになるので追加でトラックを足すのが簡単になるし、クオンタイズでリズムのヨレを直したり、Apple Loopsなどの素材を加えたりといった、さらなる編集を加えることができるようになる。

引用元:メトロノームから開放されよう | Manabu Miwa’s Official Site

難しいことが書いてあるっぽいけど、ない頭をフル回転して理解すると「リズムの合っていない演奏を後から合わせる機能」ってことでしょうね。

これはちょっとややこしそうなので別記事にてまた書きます。(決してめんどくさくなったからではない)しばしお待ちくだされ。Logic Pro XのFlexモードと似ているものかもしれないので、ちょっと勉強してお伝えできればと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?最後の方はちょっと流し気味になりましたが、グローバルトラックについて少しでも理解が深まればと思います。

使い方は人それぞれだと思いますし、使わなくても全然曲作りはできるので問題はありません。ですがいざ使おうと思った時に「あれ、これってどこいじったらいいんだろう?」ってなると困るので、普段から使うことに慣れておくとより理解が深まるかなと。

こうやって記事を書いたりするのも尚更Logic Pro Xの理解が深まるので、どんどんメモを残していこうと思います。(いや、曲を作れよって話ですが)

ではまた〜

Logic Pro X

23,800円
(2016.08.07時点)
posted with ポチレバ

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